ファッション系企業の不調は皆様も耳にされることが多いことでしょうが、スニーカー系の店舗は調子良さそうですね。

 

かつてこの時期のファッション屋はギフト需要を中心にした店作りで売場演出もXmas一辺倒でした。需要が多様化した今日では次シーズン、年末のバカンス需要、ブラタモリのようなテーマ旅行にアウトドアなど盛りだくさん。

 

イベントだけでなく通信費やDLできる商品、サブスクリプションサービスも増え、格段に消費者の選択肢は広がり続けています。お客さんは気の赴くまま、主体的に買い物している様にも見えながらも、相変わらず大多数の人は何か参考にして買い物しています。雑誌やテレビの変わりに身内や友人、著名人のSNSを。

 

そんな中、世に過剰に適応せず、自立した知見と審美的な観点で物を選び始めた自立した消費者も増えています。そのような背景を勘案すると存在する意義のないブランドが淘汰されているだけなのです。

 

ヴィトンやプラダなどラグジュアリーブランドが世界レベルで大衆化を進めたのが2000年前後。多くのコレクションブランドがそれに倣いました。

 

それから20年経ちコレクションブランドは特別なものでなくなり、百貨店の中でもちょっと良いイメージブランドの一つでしかありません。創業者の意思に忠実に価値を保つブランドは減りました。

世界規模で利益率拡大(大衆化)を進めたら、結果ブランド価値を棄損することになっちゃったというのが店舗不信の根本要因です。

 

米バーニーズ ニューヨークが倒産 スポンサーはABGが有力視

https://www.wwdjapan.com/articles/945638

 

低価格で大多数の消費者向けに頻度、点数購入で勝負しようとしたメーカーはどうなったか?

 

一世を風靡した「フォーエバー21」はなぜ失速したのか?

https://www.wwdjapan.com/articles/945638

 

無価値な物は存在する意味がない!

 

その点を十分理解してビジネスを行っているのがスニーカーメーカー、小売りで、ヘッズ等の存在を認識した上で、希少性の高さ、入手困難化のパートナーシップ商法に加えSNSも意識し、全階層にアピールしビジネスは成功しています。

彼らはジェンダーレス、エイジレス、サイズレス…今のファッションの背景をよく理解しています。

今やハンズにもガルーシャの革くらい売ってるし、自分に合ったものを手作り作家さんに依頼する時代。ぼくの友人にも気分を商品にして順調に注文が増えているコピーライター兼作家さんがいます。

かつての「俺たちすごい」の啓蒙ビジネスから抜けきれなかった変化対応の難しさと不勉強だけが際立つバーニーズとフォーエバー21のニュースでした。